今回は僕の恋愛観のお話をしようと思います。
よかったら最後まで読んで下さい。
恋は落ちるものではない。
恋に落ちたという言葉はよく聞きますよね。
だけど、恋は落ちるものではないというのが僕の恋愛観です。
恋愛感情はコントロール不能な衝動的な感情ではない。
運命によって定められたものでもなければ、自然発生的に起こるようなことでもない。
というが僕の考えです。
恋愛は築き上げるものです。意志の力でなにもないところから築き上げるもの。
だからこそ恋愛は難しい。
落ちる恋愛は物欲と対して変わらない
落ちるだけの「恋愛」なら誰にでもできます。
運命や本能という言葉を使う人は「愛すること」をしていないのです。
「落ちる恋愛」はその人を獲得し、所有し、征服することが目的であって
物欲とたいして変わらないというのがアドラーの考えです。所有してしまったら途端に飽きてしまう。
恋愛で例えると
- 付き合った途端に冷たくなる
- 身体の関係を持ったらすぐに去っていく
こうなってしまうのはその人を獲得したから。所有したから。征服することができたから。
手に入れたいという欲求が満たされたからもう要らないとなってしまいます。
愛されることは難しい。だけど愛することはその何倍も難しい。
アドラーはよく恋愛相談を受けていたそうです。
恋愛相談をする多くの人は「愛されるための技術」を期待していたでしょう。
ですが、アドラーが一貫して説き続けたのは「愛されるため技術」ではなく
能動的な愛の技術。つまり「人を愛する技術」だったそうです。
「これを読んでくださっているあなたは誰かを愛したことがありますか?」
「その人を愛することは簡単なことでしたか?」
気がつけば好きになっていた。いつの間にか愛してしまっていた。
それが愛だと思った方は多いのではないでしょうか。
こう思った人もいるかも知れません。
「愛することは簡単なこと、愛すべき人との出会いが難しい」
愛することは「技術」ではなく「対象」の問題なんだと。
「どう愛するか」ではなく「誰を愛するのか」だと。
愛とは「ふたりで成し遂げる課題」である。
ふたりでなにを成し遂げるのか。
それは「幸福」です。「ふたりで幸福になることを成し遂げる」のが愛です。
人はみな幸福を追求して生きている、幸せになることを願っています。
幸せになるためには対人関係に踏み出さないといけない。
人の悩みはすべて対人関係の中にあり、幸せもまた対人関係の中にあります。
そして愛とは「わたしの幸せ」でもなく「あなたの幸せ」でもない
「わたしたちの幸せ」を築きあげることです。
ほんとうの愛を知れば「人生の主語」が変わります。
わたしの人生ではなく、わたしたちの人生となるのです。
自分だけ幸せでも、相手だけが幸せでもダメなんです。
ふたりで幸せにならないと。
人は愛することを恐れている。
愛することは、なんの保証もない行動を起こすこと。自分が愛せばきっと相手にも愛が生まれることに、全面的にゆだねることです。
相手の好意を感じた時にその人のことが好きなった経験はありませんか?
これは、たとえ勘違いであっても「愛される保証」が確保できたからです。
「あの人は、たぶん自分のことが好きだ。だから好意を拒絶されることはないだろう。」と担保されていると感じることでより愛することができる。
僕はこう考えます。
相手が自分をどう思っていようともただ、愛する。愛に担保を求めていけない。
偉そうに言ってますけど、彼女とお別れするまでは全くできていなかった。
いまでもできるかどうか不安になります。
いつも彼女に愛されているのか不安でいっぱいだった。いつも愛されるてる保証が欲しかった。
いつまでも自分の気持ちも彼女の気持ちも信じることができなかった。
愛されたいなら、先に自分から愛さないといけなかった。
僕には彼女を愛する勇気が足りなかった。
だから僕たちは上手くいかなかった。
運命の人なんていない。
お別れした彼女は常々、こう言っていました
「私には運命の人がいると思っていて、今までの彼はその運命の人に出会うまでのフリなんだよね」
もちろん僕もそのフリだったわけですが。今は忘れましょう。笑
僕はそうは思わなくてこの人が運命の人だって都合よく勝手に決めつけた人がその人にとっての運命の人なだけで本当の意味での運命の人なんていない。というのが僕の恋愛観です。
もっと極端に言えば、誰だってその人にとっての運命の人になりえるんです。
電車で隣に座った人だって運命の人になりえます。職場の同僚、行きつけの美容師さん、スーパーのレジの人だって運命の人になりえるんです。
愛する覚悟さえしてしまえば。
「誰かを愛するということは激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である」
運命の人を待ってはいけない。運命の人なんていないから。
運命とは、自らの手でつくり上げるもの。その人と運命といえるだけの関係を築き上げること。
だからこそ、そばにいる人の手を取り、今できる精一杯で愛しましょう。
運命はそこから始まるんだよ。
愛するために必要なこと
人を愛するには覚悟さえあればいいとお話しました。
ですが、そんなに簡単な話ではないですよね。
僕が思う愛するために必要なことをお話します。
まずは自分自身を愛する
まずは自分のことを愛しましょう。今の僕自身の課題でもあります。
自分を愛するためにはどんな自分でも受け入れることです。自分を信じてあげることです。
自分を信じれないと、他人のことを信じることなんてできません。
僕がそうだったように、いつまでも相手を信じれずに不安と恐怖でいっぱいになります。
不安と恐怖があると余裕がないように見える。特に男性の方だとモテません。僕が保証します。
まずは自分を信じて。愛してあげましょう。
相手を無条件で信頼し、共感し、尊敬しましょう。
自分を信じて、愛することができたら、相手を無条件で信頼しましょう。
たとえ、裏切られてもです。だからこそ、信頼する相手は間違えてはいけません。
この人に裏切られるなら仕方ないくらいの相手を信頼してください。
ここでいう共感は
「相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じる」ことです
ようするに相手の気持ちにたって考える、感じることです。
それにはまず、相手に興味を持たないとできません。
相手が笑っていたら、何が楽しいのか、嬉しいのか、
相手に興味を示し、一緒に感じる努力をしてください。
そして尊敬するのです。
ここでいう尊敬は
「ありのままの相手を受け入れる」ことです。
笑っている理由がしょうもないとしても
ありのままの相手を受け入れてください。
ありのままの自分を受け入れるのと同じように。
ここまでできたら、あとは愛する覚悟だけです。
ただ、無条件で相手を愛しましょう。相手が自分をどう思っていても。
さいごに
お別れした彼女はアドラー心理学に強い影響を受けている人でした。
僕が幸せなる勇気は読んだ?とたずねると読んでいないと言っていました。
だったら読んでほしいと言って、この本内容を簡単に説明したら
「本を読んで何かを学ぶことはとても大事なことだよ。」
「だけど、あなたはこの本に書いてあるとおりに私に愛する覚悟をもってほしいと思ってるんでしょ?」
「それって私を変えようとしてるのと変わらないよ。」
って言われたことをこの記事を書いていて思い出しました。全く彼女の言う通りです。
この記事に書いていることは言葉は違えど、彼女によく言われていたことです。
本当にたくさんのこと教えてもらいました。やっぱりこの人を好きなってよかったと思います。
僕の見る目は間違っていなかったんだと。
これから歩む道は違えど、きっと彼女のことは忘れないでしょう。
いつかどこかで出会ったときに変わった姿を見せられたらいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
自分に向けて自戒と精一杯の愛を込めて。
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